まず1つ目はナイトクラブでの業務に携われるようになったこと。
箱の名前を出すのは控えるが、House, Technoはどれだけ曲を探しても現場経験がなければ良し悪しの判別がつかないので、働きながらクラブ運営と一線級のDJを見れるのは非常に良い環境。
SENJO × Ochill
日時:2026年11月28日(土) / 11月29日(日)
開場:15:30
開演:16:00
会場:落散(京都市上京区)
Ticket:¥3600
※各日先着20枚ずつのみ販売
出演: RAMIEL
Artwork: 岸海星
チケットはこちらから。
tablecheck.com/ja/shops/ochi…
Jérôme Noetingerの「dR」という作品が本当に素晴らしくて感動してしまいまして。
2018年にリリースされた作品にも関わらずテープレコーダーを使用していたので「今さら80-90年代ぽい実験する人もいるんだな」と思ったのだが、よく聴いてみるとNoiseにしては考えにくいレベルで音が洗練されている。
気になったのでキャプションを読んでみると彼が30年以上にもわたってテープレコーダーを楽器に見立てた研究を続けていることが分かったのだが、まず過剰性と実験性に傾倒しがちなNoiseシーンにおいて徹底的な研究を続けることで到達する領域があると知れたのは大きな喜びだ。
そして、このような音を生み出せる人間が個人活動の域にとどまっているはずがないと思ってさらに調べてみるとMetamkineというレーベルを立ち上げてインターネットが一般化するはるか前の世界で実験音楽のリリース、流通、広報に貢献していることが分かった。
Cellule d'Intervention Metamkineというプロジェクトでは複数の映写機、フィルム、光、音響装置を使い、映像と音を同時に生成・操作するExpanded Cinema(拡張映画)なる表現を駆使して日本でもパフォーマンスしたことがあるらしく。長年にわたって非常に幅広い分野のアーティストと共演を果たしている点も興味深い。
こういった活動はテープレコーダーが特定のジャンルや楽器編成に依存していないからこそ。
彼の作品を聴いていると音楽やそれに付随する言語よりも、音そのものや音の多様な現れ方に心惹かれていく。
彼が生み出した作品とシーンへの貢献は最大限の賛辞を送られてしかるべきだし、彼に対して尊敬の念を抱くことに一切のためらいはない。
DJでいえば12月にVENTで出演予定のKIAはDJが前に出過ぎているシーンの現状を憂い、キュレーション的な思考を持って活動しているように見える。
SNS全盛の現代において人々の注目を集める音源を作ったり、再生数が回るDJ SETを作ることに執心することを悪いとは言わないが、彼らのような存在が適切に評価され、多くの人から賞賛を得られることを切に願い、その一端を担えるような行動をしていきたいと強く思う。
jeromenoetinger.bandcamp.com…
RAMIEL retweeted
#BiennaleMusica2026 #KeijiHaino: “Thank you to President #PietrangeloButtafuoco, #CaterinaBarbieri and #LaBiennaleDiVenezia for this #GoldenLion. How far can the subject and the verb be separated in a sentence? Perhaps we should reconsider the hierarchy embedded in our language: what can be active, and what passive? Time flows from the moments before and after now. Human beings can perceive only a limited number of instants, each progressively consumed by the passage of time. We should therefore embrace both the past and the future, remaining aware of the transition from one moment to the next. These fragments make us aware of the depth of eternity. This is why, at times, I play just one instrument, varying its intensity and creating a texture, so that our present can be transformed into a prayer to eternity.”
Maxime Denuc「Club Imperiale」
Caterina Barbieriが主宰するレーベル「light-years」からリリースされる作品は須らく好きなのだが、先日リリースされたMaximeの作品は9月のBest Ambient, Trance albumと言えよう。
タイトルの「Club Imperiale」はかつてイタリア・トスカーナ海岸に存在したナイトクラブの名前が由来だが、そのイメージに反して音楽はパイプオルガンを主軸に制作されている。
というのも本作はMaximeの考え方が非常に興味深く、彼いわく「教会とクラブは対立する世界ではなく、どちらも音が場所の知覚を変え、音楽を身体的・集合的な経験にする空間」なのだそう。
パイプオルガンはアコースティックシンセとして扱われ、MAX/MSPによるシステム構築を経て人間の両手足では物理的に演奏不可能な密度の音を実現。
パイプオルガンは空気を送り続ければ永続的に音を流し続けることができるのでDroneに適した楽器と言えるが、本作では逆に短い音を反復することで連続したDroneのように知覚されるサウンドを生み出した。
もし1990年代初頭、カトリック教会とTrance・Rave文化が分離せず、どこかで融合していたら?
そんな架空の世界を、存在しなかった歴史をテーマに制作された本作は物語性、実験性、音楽性の全てにおいて興味深い傑作。
music.apple.com/jp/album/clu…
Claire M Singer「Gleann Ciùin」
Chris WatsonやFenneszの作品を多数リリースしているロンドンのレーベル「Touch」がほぼ独占でサポートを続けているアーティストClaire M Singer。
2023年同レーベルから出版した「saor」より始まった、物語を探求するというコンセプトの三部作シリーズの第二章が本作。
スコットランドの山脈ケアンゴームズの風化した広大な山々を巡る旅をイメージ、ジャケットにも使用されているパイプオルガンにて荘厳且つ重みのある持続音で編成。
Kali MaloneとStars of the Lidを融合させたような音。
music.apple.com/jp/album/gle…
Chris Watson「Weather Report」
Field recording
上記ジャンルにおける名作。サブスク未配信。CDも長らく廃盤だったが、数年前に再販。Jon Wozencroftによる写真がとにかく素晴らしい。
chriswatsonreleases.bandcamp…








