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『芸術新潮』11月号、本日発売です⛩️
今度の奈良旅は、神社をめぐってみませんか? 盆地を囲む山々の裾野にある古社から、険しい山道の先に鎮まる社まで。特集「神々の大和」では、春日大社、大神神社、石上神宮をはじめとした奈良の神社約30社を訪ねます。神々が祀られてきた場所をたどりながら、太古の自然信仰や神話、王権の歴史が重なる古社の魅力を紹介。神社めぐりの基礎知識や、位置関係がひと目でわかる地図も掲載しました。考古学の視点から神社のはじまりを読み解く、笹生衛氏の論考も読み応えありです。
神社やパワースポットを訪ねる奈良旅の予習に、ぜひお手に取ってみてください。
今号より作家の梨木香歩さんの紀行連載「太陽はまだ沈まない—エストニア篇」もスタートします(隔月連載)
shinchosha.co.jp/sp/geishin/
ターナーの海に視線が溺れるようでした。今日から上野の国立西洋美術館で始まる「ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話」の内覧会へ。テート美術館所蔵の80点以上の作品で、その画業をたどる展覧会です。
人物も船も水平線も、海や大気と溶け合って、もはやなにがなんだかわからない。朧気な輪郭を探そうとするうちに、絵の中に飲み込まれてしまう。美しいけれど、得体の知れぬ恐ろしさもあり…これがターナーの追求した「崇高」なのかもしれません。
現代アーティストの作品を随所に組み合わせた展示も見どころ。最後の展示室では、ターナーの《三つの海景》とマーク・ロスコの作品が並んでいました。《三つの海景》は、1枚のカンヴァスに3点の海景を描き、しかも途中で上下を逆さまにして、ひとつの空を2点に使ったという作品。なのに、3点まとめてひとつの抽象画として見ても、ぜんぜん違和感がないのです。抽象画の先駆者と呼ばれるのも納得……と思いきや、なにかの先駆者としてターナーを評価するのは違うのでは、と国立西洋美術館の新藤淳研究員。後世に抽象画が生まれなかったとしても、ターナーのすごさは変わらないのだから、と。たしかに、ターナーの描く海や空には、私たちがまだ知らない「何か」が潜んでいるような気がします。
テート美術館 ターナー展――崇高の絵画、現代美術との対話
📅10月24日~2027年2月21日
📍国立西洋美術館
*大阪中之島美術館に巡回予定
turner2026-27.exhibit.jp
#ターナー展2026_27
運慶ファンのみなさま! 半蔵門ミュージアムで、足利ゆかりの大日如来像2体が揃い踏み。今はなき樺崎寺にはかつて2体の大日如来像があり、現在、千代田区の半蔵門ミュージアムと足利市の光得寺におわす2体がそれにあたるとされます。それが今回めでたく再会した次第。『運慶講義』(新潮社)の著者である同館の山本勉館長は、この2体をそれぞれ調査し、運慶作と考えられるという論文を発表されたかた。満を持しての好企画で、図録も大変充実しています。光得寺像はお厨子も展示されており、台座蓮華の下の獅子たちもお見逃しなく!
特別展 足利樺崎寺と運慶―二体の大日如来像
📅10月24日~12月20日
📍東京、半蔵門ミュージアム
hanzomonmuseum.jp/exhibition…
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昨日、第71回小学館漫画賞授賞式にて、
萩尾望都先生が「審査員特別賞」を受賞しました💐
長年にわたる作家活動を通して、少女漫画、広くは日本の漫画を“文学・芸術”として評価される礎を築き、国際的な海賊版対策の先導にたち積極的に活動された功績に対し贈呈されました。
おめでとうございます✨
竹久夢二の代表作《黒船屋》が、約40年ぶりに東京へ! 明日23日から東京国立近代美術館で始まる「竹久夢二 時代を創る表現者」の内覧会に行ってきました。
《黒船屋》は東京どころか、竹久夢二伊香保記念館の所蔵となって以来、館外に出品されるのも初めて。しかもその伊香保でも常時見られるわけではなく、展示されるのは毎年たったの2週間。ほの暗い展示室の中、やわらかな光に浮かび上がる美人画は、もうこれだけでも見にゆく価値があるのですが、今回の展覧会はいわば「ベスト・オブ・夢二展」、一点豪華主義的な展覧会ではないことは強調しておきます。日本画、版画、水彩画、油彩画などの絵画作品はもちろん、本の装幀や挿絵、浴衣・千代紙のデザイン、ルポルタージュ、人形制作などなど。マルチクリエイターの名にふさわしい多彩な仕事を残した夢二の、各ジャンルの名品が、全国から一堂に集結しています。
夢二手製のスクラップブックも数冊出品されていて、そのマメさにも感心しました。とくにおもしろかったのが、海外の雑誌に掲載された広告から、手がクローズアップされたものばかりを切り抜いて集めた一冊(しかも160ページもある!)。夢二が描く女性は手が大きく、それ自体が感情を伝える重要な役割を果たしているといわれます。会場ではぜひ、夢二の女性たちの「手」にも注目してみてください。
竹久夢二 時代を創る表現者
📅10月23日~2027年1月11日 *一部展示替えあり。
📍東京国立近代美術館
yumeji2026-28.jp
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本日(10月22日)の「ブラッサム」、東京へ旅立つ珠へ、母が信玄袋を仕立てて持たせていました。宇野千代が実際に使っていた信玄袋はこちら。10代の頃から愛用していました。これからもこれが人生の象徴となりそうな予感。『新版 宇野千代 女の一生』よりshinchosha.co.jp/book/602314…
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【葉山館】#KanagawaMoMA
「芸術新潮」@G_Shinchoにて、開催中の展覧会をご紹介いただきました。ぜひご覧ください。
神奈川県立近代美術館 葉山で「銅版画家・駒井哲郎 掌上にひろがる星座のように」展が始まっています。
駒井哲郎(1920~76)の没後50年を記念して、福原義春コレクションを主軸に、初期の習作や油彩画、東京藝大所蔵の自画像、「実験工房」での映像作品(オートスライド)の原画、文学者たちとのコラボレーション、初公開の『夢を追う子』(福音館書店 1972年刊)の挿絵原画、制作道具や身の回りの物まで、時代を追って作家の軌跡をたどることのできる展示になっています。
会場入口に掲げられている駒井の言葉通り「うす薔薇色の鏡のように磨かれたほのかに光る」銅原版も、最後の部屋で見ることができます。
10/31には堀江敏幸さんの講演会「駒井哲郎の装幀から見えてくるもの」が予定されています。
銅版画家・駒井哲郎 掌上にひろがる星座のように
📅9月12日~11月15日
📍神奈川県立近代美術館 葉山
moma.pref.kanagawa.jp/exhibi…
「花のある暮らしーボタニカルアートとデザイン」展(府中市美術館)にあたかも呼応するかのように、国立国会図書館でも「冒険する園芸ー庭先から世界へ」展を開催中。江戸の園芸、西洋の園芸、明治から現代への3章構成で同館の資料を展示しています。画像はプラントハンター、ジョゼフ・フッカーによるヒマラヤ高山植物の報告(1855)中のマグノリアの一種。オリジナルスタンプもありますよ。東京本館では10/31までですが、関西館に巡回(11/13〜28)。
明日開幕の竹尾ペーパーショウは3年ぶりの開催。「祝(ほぎ)と礼」をテーマに、紙の専門商社である竹尾と幅広いバックグラウンドを持つデザイナー・作家によるコラボレーションを目にすることができました。紙という素材の可能性に挑戦する本展。作品によっては素材開発から年単位の試行錯誤を重ねたそうです。後半には用紙加工技術の解説や、和紙を中心に銘柄を紹介するスペースも。紙についてもっと知りたくなる展示です。10月25日まで。
TAKEO PAPER SHOW 50「祝と礼」
10月17日〜25日
東京・KANDA SQUARE HALL
takeopapershow.com/
写真好きにはおなじみのアートフェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL」。すでに開幕し、八重洲〜日本橋〜京橋〜銀座エリアの各地で展示やイベントが始まっています。そして明日から19日(月)までは「T3 PHOTO ASIA」がスタート!
会場は、東京駅前のニュースポット「TOFROM YAESU」の6階。日本・中国・韓国・台湾の写真に強いギャラリー約30軒が集うフェアと、フランス人作家トーマス・ソーヴィンによる、ファウンドフォト作品の展示が見られます。作品のもととなるのは、主に北京郊外のリサイクル工場で集めた、100万点を超えるネガ類から成る膨大なアーカイブ。まさに数が揃うことで、20世紀後半の中国のふつうの人々の暮らしや価値観の変遷が浮かび上がってくるのが面白く、着眼点や、そのテーマに沿った凝った作品集のつくりにも惹かれました。
同じ建物の1階では、2026年ハッセルブラッド国際写真賞を受賞したザネレ・ムホリの力強いポートレート群が展示。土日は、アジアのパブリッシャーや書店による出版物を手に取れるマルシェが開催され、トークショーなども行われるようです。
T3 PHOTO ASIA
📅10月17日~19日(11時~19時/最終日は~17時)
📍 TOFROM YAESU TOWER 6F
*T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOは26日まで開催。
t3photo.asia/
宋磁のWhat a Lovely World!
京橋のRYUSENDO GALLERYで、宋磁展が始まりました。約120点のうちの多くが初公開もの。かわいいものがたくさんあってキュンキュンしまくりです。
南宋~元時代(13~14世紀)の小さな《青白磁水滴》(景徳鎮窯)にあしらわれているのは龍の子ども? 麒麟(「十二国記」の世界!)のようでもあるし、かつてスウェーデン人の所蔵品だったことを知ると、北欧神話に登場する霊獣のようにも見えてくる。南宋時代に龍泉窯で焼かれた《米色青磁三足壺》は、まるいボディと短い足のバランスが絶妙で、今にもすたすた歩きだしそうでした。モンゴル系遊牧民の王朝・遼時代(11世紀)に作られた陶器は、革袋を模しつつ把手にトサカっぽいものが付いた《白釉緑彩鶏冠壺》。やわらかい白に緑釉の線が効いてます。
宋磁
📅10月16日~11月1日
📍東京、RYUSENDO GALLERY
東洋古美術の繭山龍泉堂|「宋磁 2026」
生命の循環を示唆したり、変わりゆく風景に町の歴史とひとの記憶を重ねたり、人間のエゴイズムを内包したり……10月17日から始まる「種と根っこ-都市の耕し方」展は、都市で暮らす私たちと自然のつながりを、日々の暮らしから考え直す試み。出品作家10名の視点は多種多様で、長い長い歴史のなかを歩いているような、不思議な気持ちになる展観です。
種と根っこ-都市の耕し方
📅10月17日~12月20日
📍東京オペラシティ アートギャラリー
operacity.jp/ag/
三菱一号館美術館のフォンタネージ展の内覧会に行ってきました。明治9年(1876)、日本初の公立美術学校・工部美術学校に招かれ、日本洋画を育てた大先生ですが、今展では先生自身の初期から晩年までの画業の真価が味わえます。どことなくメランコリックな風景画は懐かしさも感じさせ、沼に沈む夕日を追った連作も印象的(その大半が1874年頃、つまり第1回印象派展の頃の作!)。背の高い屛風の作品は新たに見いだされたもので、大作2点《四月》《雲》も見ごたえありです。
フォンタネージ―イタリアの光・心の風景
📅10月17日~2027年1月24日(以後、名古屋市美術館へ巡回)
📍東京、三菱一号館美術館
フォンタネージ――イタリアの光・心の風景|三菱一号館美術館
養老先生、岡山で再びあやうし!?
全国を巡回中の「養老孟司と小檜山賢二の虫展 ~みて、かんじて、そしてかんがえよう」が先週末、岡山県立美術館で開幕しました。小檜山さんがオオゾウムシを撮影した超拡大「マイクロプレゼンス」写真の前の養老先生、ほぼゾウムシになりきっている? 岡山会場では現物の標本も展示されてます。身の回りのものを利用して自分の住まいをつくるトビケラの巣、意図したわけじゃないだろうけど、人形みたい。養老先生肝いりで設けられた「お絵描きコーナー」でハンミョウを描いたお子さまたちの絵には、その上手さにただただ驚くばかり! ショップでは養老先生を特集した芸新のバックナンバーも販売中です。撮影:青木登(1、2、4枚目)、足立真穂(3枚目)
養老孟司と小檜山賢二の虫展 ~みて、かんじて、そしてかんがえよう
📅10月9日~11月29日
📍岡山県立美術館 地下展示室
okayama-kenbi.info/topi-mush…
「民藝の母」吉田璋也(1898~1972)を知っていますか?
「民藝の父」柳宗悦(1889-1961)に対して、鳥取の耳鼻科医で、民藝運動に尽力した吉田璋也(1898-1972)は「民藝の母」と呼ばれました。その心は、柳の民藝運動の哲学の具現化に努めた人だから。吉田の仕事を紹介する全国巡回展がようやく東京にやってくる! 生まれ変わったら建築家になりたいと言っていた吉田は、診療所(鳥取に現存、原則非公開)の椅子や机もすべて自らデザイン。その再現展示が見られます。彼が特に力を注いだのが、新作民藝のプロデュース。地元の伝統産業から生まれた黒と緑の染め分け皿や、和紙を使った電気スタンド、屑繭を利用したににぐりネクタイなど代表作が並びます。また、戦前に軍医として中国に応召し、除隊後北京に居を構えた吉田が蒐集した中国のカラフルな工芸品も。吉田には、「華北民藝館」を作る夢があったのです(実現ならず、でしたが)。写真や書簡も含む出品作は約300点。しゃぶしゃぶを〝発明″したり、鳥取砂丘の保護運動に励んだりと、吉田が展開した「社会改革運動としての民藝」にも光の当てられた好企画です。
吉田璋也のデザイン―新作民藝運動がめざした未来
📅10月15日~12月20日(以後、山口県立萩美術館・浦上記念館と鳥取県立美術館へ2027年11月下旬まで巡回)
📍東京、パナソニック汐留美術館
panasonic.co.jp/ew/museum/ex…
大徳寺の寺宝を拝める東京で初の大展覧会!
東京国立博物館で明日から始まる大徳寺展の内覧会に行ってきました。京都国立博物館で開催された「大徳寺の名宝」展以来41年ぶりの大規模展は、国宝を含む寺宝を東京で見られるまたとない機会。東山御物の名品、牧谿の《観音猿鶴図》(写真1枚目)はもちろん、国宝の大井戸茶碗「喜左衛門井戸」(写真2枚目)も360度全方位からじっくり鑑賞できます。描かれた当時、革新的なコンテンポラリーアートだった狩野元信《四季花鳥図》、狩野永徳《花鳥図襖》を並べて見られる(写真3枚目)とは、なんたる贅沢! 最後に、普段は非公開の三門楼上に安置されている《釈迦如来坐像および迦葉・阿難立像》(初公開)も、楼上の「金毛閣」を再現した空間で拝めます(写真4枚目)。
さてこれらの寺宝はいかにして獲得され、護られてきたのか? 禅僧、武将、豪商らの人的交流の中で生まれた禅宗と茶の湯とアートの関係を知りたい方は、少しだけお待ちください。「芸術新潮」11月号(10月23日発売)で、大徳寺の名宝について武者小路千家家元後嗣の千 宗屋さんがわかりやすくひもといてくださる記事をお読みいただけます。
開創700年記念 特別展 大徳寺 本朝無双之禅苑
📅10月14日~12月6日
📍東京国立博物館 平成館
daitokuji2026.exhn.jp/























































