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万博グルメ記録ショップ➞
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📕『万博グルメ記録』 B6 198ページ
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︎︎まみ@万博本BASEで通販中 retweeted
「キャバ嬢を描いたら夜職の推奨? それ物語の主人公と作者の主張を混同していませんか?」🤔
Mrs. GREEN APPLE『シンデレラ』のMVへの批判を見ていて音楽を作る側の僕としては批評者があまりに短絡的思考に思うのでもう少し丁寧に作品そのものを読み解いてほしいと思う。
まず大森さんは今回、企画・脚本・監督を担当し約8ページのプロットを作成。実際にキャバクラで働く方へのヒアリングも行ってます。もちろん取材したから作品が正しいとは限らない。でも何も考えずに題材を選んだと決めつけるのも違うでしょう。
ではなぜ主人公はキャバ嬢なのか。
ここが作品を理解する鍵だと思います。
シンデレラは誰かに見いだされ特別な存在になる物語として広く知られています。
一方今回の主人公は華やかな衣装をまとい誰かから選ばれることが仕事の一部になる世界で生きている。
「王子様に選ばれるお姫様」と
「お客様に選ばれる女性」。
この二つを重ねることで他人に選ばれることと自分自身の価値を認めることは同じなのかという問いが生まれる。
そして物語の着地点は誰かに選ばれて幸せになることではなく自分自身を肯定すること。
つまり僕の解釈ではこれはキャバクラの成功物語ではなく「他人から与えられる価値」と「自分で認める価値」の違いを描いた物語かと。
「普通の会社員でも描けたのでは?」という批判もあります。
もちろん描けます。でも同じ作品にはならない。キャバクラという設定にはドレス、化粧、指名、華やかな空間とその裏にある日常というシンデレラのモチーフと対比させやすい要素がある。
職業を変えればそこで生まれる象徴も変わります。「他でも描ける」は今の設定が間違っている証明ではない。
そして音楽にも注目してほしい。
大森さんはこの曲について
フルオーケストラとライブハウスの
バンドサウンドを掛け合わせる発想で
制作したと語っています。
壮麗なオーケストラと
生々しいバンドの音。
僕はこの異なる質感の共存に、
映像の華やかな幻想と現実の生活
を重ねて聴くことができます。
これは作者がそう明言したという話でなく音楽と映像を合わせて観た僕の解釈です。
でもこういう音楽的な構造まで考えてこそMVを一つの作品として批評できるんじゃないかな?
「子供が見たら夜職に憧れる」という懸念も心配すること自体は自由。
ただ心配と事実認定は違います。
作品に子供が登場すること、
華やかな職業描写があること、
それを見た子供が特定の職業を志すこと。この三つの間にはそれぞれ
説明すべき因果関係があります。
「影響がありそう」と
「だから有害な作品だ」の間を
想像だけで飛び越えてはいけない。
また「ディズニーとコラボしているのに」という批判も、論点を整理したい。
シンデレラという物語はディズニーだけのものではありません。過去のコラボレーションによって別の作品で描ける題材が自動的に制限されるわけでもない。
もちろんブランドイメージとの相性を論じることはできます。でもそれは作品が
倫理的に間違っているという証明とは別です。
さらに「コロンブスの反省がない」という声。過去の問題を検証することは必要でしょう。ただし今回も問題だと言うなら、今回のどの場面が、誰を、どのような仕組みで傷つけるのかを具体的に示すべきです。過去の炎上は今回の作品に対する有罪判決ではありません。
一方で僕は大森さんの意図を理解すれば批判がすべて消えるとも思いません。
夜職の描写が固定観念を強めていないか。華やかさと疲弊の対比が十分に伝わるか。当事者を物語の都合だけで扱っていないか。こうした問いは十分に成立する批評です。
だからこそ僕が言いたいのは単純な擁護じゃない。批評するなら作品の表現を具体的に批評しようということです。
「夜職が出たから夜職推奨」
「子供が出たから子供への悪影響」
「ディズニーと組んだからシンデレラを使うな」
これでは題材への印象を並べているだけで作品の分析には届いていません。
僕ら音楽家は孤独も欲望も矛盾も
人間の弱さも作品にします。
そこに描かれたものすべてが
作者の推奨する生き方とは限らない。
「作品に何が登場したか」と
「作品が何を語ろうとしているか」は
別の問いなんです。
そして今回の『シンデレラ』で僕が最も興味深いと思うのは、王子様を待つ物語を自分自身の手を取る物語へと読み替えたところです。
「誰かに選ばれなければ幸せになれない」という呪縛から
「自分の価値を他人だけに決めさせない」という結論へ。
そこまで読み解いた上でなお
表現が不十分だと言うなら
それは立派な批評でしょう。
でも結論を先に決めてそこに都合のいい場面だけを集めるのは批評じゃない。
「作品を裁く前にまず作品を読もう。嫌いになる自由はある。でも理解しない自由を批評の根拠にしてはいけないんです。」
#MrsGREENAPPLE
#シンデレラ
【「いいの」が、最後には別の言葉に聴こえる。
『シンデレラ』に隠された音楽の仕掛け10箇条🤔🤔🤔】
本題はリプ欄に書きますがとりあえず先にせっかくなのでこの曲をちょっと見てみましょう(^^♪
「高音が凄い!」だけで終わらせたら、この曲の本当の凄さを聴き逃します。
大森さん、僕が音楽を作る側として惹かれたのは、同じ言葉を繰り返しながら、その意味を変えていく音楽の設計です。メロディー、和声、歌唱、編曲、そして沈黙までが、一人の心の変化を描いている。歌詞を目印に、少し深く聴いてみましょう。😊
①【歌う前から、物語は始まっている🎬】
冒頭の「こんな処まで」。MVに映る幼い日の憧れを知ると、この独白は昔の夢と今の自分を見比べる言葉に聴こえる。イントロは単なる前奏じゃない。最初の一声に、どんな意味を持たせるかを準備する時間なんです。
②【高音は高さより、置き場所が重要🎤】
「こんな処まで」の内省的な語り口と、サビの「いつだって」。声の高さだけでなく、言葉の届け方が変わる。胸の内でつぶやいていた思いが、外へあふれ出すように感じられる。高音は見せ場である前に、感情を動かす作曲上の選択なんです。
③【メロディーも、和音を作っている🎹】
最初の「いつだって」。伴奏の和音に歌の音が重なることで、響きの色彩が変わる。旋律が和音の構成音以外を鳴らすと、華やかさの中に緊張が生まれることもある。歌は伴奏に乗るだけじゃない。和音の表情そのものを変えるんです。
④【ベースは、心の重力を動かす🎸】
「私がシンデレラ」が繰り返される場面。歌の旋律を聴いたら、次は低音を追ってみてほしい。ベースの動きによって、同じような旋律でも和声の進行感が変わる。低音は音を太くするだけじゃない。物語を次へ運ぶ、もう一人の語り手なんです。
⑤【同じ「いいの」が、同じ意味じゃない🥀】
序盤では、叶わない憧れを自分に言い聞かせる「いいの」。中盤では疑問が混じり、終盤では痛みを抱えた自分を認める方向へ変わっていく。歌詞を変えずに意味を変える。反復とは、同じ言葉で心の変化を描ける作曲技術でもあるんです。
⑥【歌唱力は、言葉の渡し方にも現れる🎙️】
「あの子で」へ向かう憧れの条件の列挙。ここは音程以上に、フレージングにも注目したい。言葉をどう区切り、どこに重心を置き、語尾をどう残すか。それによって、他人と自分を比べる主人公の視線が浮かび上がる。歌唱技術は高音やビブラートだけじゃないんです。
⑦【歌詞のない時間に、作曲家は語る🌙】
「わからない」から再び「憧れは」へ向かう間奏。言葉による説明を止め、音楽と映像に物語を預ける。聴き手は気持ちを理解する時間から、憧れの世界を体験する時間へ移る。間奏は休憩じゃない。言葉では描けない場面なんです。
⑧【盛り上げるために、あえて引く🎼】
間奏の終わりから「憧れは」へ戻る流れ。音の密度や強弱を抑えることで、次に現れる声が際立つ。音楽は足し算だけでは盛り上がらない。一度遠ざけるから、戻ってきた声が近く感じられる。 この引き算が終盤の感情を支えているんです。
⑨【迫力は、喉ひとつの手柄じゃない🔥】
冒頭と「私がシンデレラ」のサビ。声の表情だけでなく、伴奏の厚み、音域の配置、ミックスによる音像の広がりが存在感を変える。完成音源の迫力を、そのまま生の声量や特定の発声法に置き換えてはいけない。歌唱、編曲、音響が一緒に感情を作っているんです。
⑩【最後に救われるのは、夢ではなく自分👑】
終盤の「唯一のシンデレラ」。
僕が感じるのは、誰かより美しくなる勝利ではありません。嫉妬も弱さも痛みも抱えたまま、自分を主人公として認め直す変化。MVで異なる時代の自分が重なることも、その解釈を支えている。
この曲は、シンデレラになれるかどうかの物語じゃない。自分をシンデレラと呼べるようになるまでの物語なんだと思います。✨
大森さん、僕はそこに、この曲の作曲家としての凄さを感じました。
歌唱技術を語るなら、何オクターブ出るかだけじゃない。その音を、なぜその言葉に置いたのか。なぜそこで声を変え、なぜそこで音楽を引いたのか。
「いいの」と自分に言い聞かせていた人が、最後には自分を肯定する。その変化を、音楽そのものが語っている。🎶
こういうところまで聴けるようになると、
音楽って何倍も面白くなるんですよね。
↓続く
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