
サッカーとバロックオペラが好き。酒好き甘味好きで、基本インドア。 LazialeでJEFサポですがともに緩いのでご容赦。 古代ギリシアから同時代までの音楽話中心。 botもよろしく → @onban_300
Tokyo
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ボローニャのコムナーレ・ヌーヴォは、音がデッドで膨らみや重厚感に乏しいが「コジ・ファン・トゥッテ」のようなアンサンブル・オペラにはそれがいいように作用する。音の分離が良くて重唱がはえるのである。
旧来の劇場とは音が違うのだが、ボローニャ大学の学食の向いのあそこで、またききたいな。
ボローニャのテアトロ・コムナーレは現在改修中で、オペラの上演はコムナーレ・ヌーボで行われている。街の中心に止まるのが好きな私には、仮の劇場は遠い。
旧来の劇場にはエレバーターが付くらしい。イタリアもお年寄りが多く、財務状態が悪いところ、日本に似ているのだった。
10年の時間は短いようで長い。
フィレンツェ中心の歴史的建造物は変わらないが、オペラ劇場周辺やアルノ川左岸はずいぶんと開発が進んだ。
有名な美術館はどれも予約制ですぐには入れないし、ガイドブックが大きくページを割いている所は、まるで渋谷のスクランブル交差点のごとき混雑ぶり。
疲れる!
前回フィレンツェに来たのはちょうど10年前の春。メータ先生のオペラはこれが聴き収めかと思って「トラヴィアータ」を観た。
めでたいことに巨匠、今もお元気である。
あれは新しい劇場ができて半年後くらいの時期で、そこでオペラを聴くこともモチベーションだった。現在、旧劇場は住宅になっている。
テアトロ・コムナーレ・ディ・フェッラーラは1798年の開設で、990席。内部は白を基調とした閑静な作りで、音響の良さと観やすさはヨーロッパの劇場でも屈指である。
この白亜の殿堂で、いつまでもオペラが鳴り響いてほしいものである。
そのフェッラーラのテアトロ・コムナーレでのオペラ公演が年々減っている。かつてはLiricaという表記で独立していたのが、今やOpera&Danzaでまとめられてしまった。4演目・7回の公演という淋しさ。
今後いつまでこの街でオペラが観られるのだろう。まあ、こっちの残り時間も、そう長くはないだろうが。
私がフェッラーラに来るようになったのは、クラウディオ・アッバードがテアトロ・コムナーレのシェフなった1989年以降このこと。彼は亡くなる2014年まで、主にフェッラーラでオペラの仕事をしたのだった。
今もアッバードのモーツァルトや「シモン・ボッカネグラ」「ランスへの旅」の名演を思い出す。
フェッラーラ大学は1391年の創設。医学部を含む総合大学で、学生数は15000人に上る。フェッラーラ・コムーネの人口は13万人程度だから、まさに学園都市である。
すぐ近くのボローニャにヨーロッパ最古の大学、ボローニャ大学があるので目立たないが、フェッラーラ大学も名門の名に恥じないのである。
フェッラーラには5泊する。
この街はポー川河口のデルタ地帯にあり、14世紀エステ家によって整備された。フェッラーラ県という範囲では、西はアドリア海に臨む。
フェッラーラの夕日が美しいのはこの街の西が海に連なるからである。
小麦も肉も、魚も美味しく、トリュフの産地でもある。













