前職時代、共同研究していたMIT Medialab出身の人を新卒で雇おうとして話を進めていたのだけど、いざ給与を提示したら「冗談ですよね?」と言われたのを思い出す。
この「ハレーション」、海外子会社を見てると毎回ぶつかる壁なんだよ。
日本の大企業の給料は、だいたい「職能資格」で決まる。等級と役職が給料に紐づいてるから、部下が上司を超えるとシステム上おかしくなる。
一方、海外の現地法人で人を採るときは、給与サーベイで「そのポジションの市場価格」を調べて決める。エンジニアやマーケターは、管理職より高いなんて普通だ。
で、何が起きるか。現地で優秀な奴を市場価格で採ろうとすると、本社から「日本の課長より高いのはおかしい」と止められる。結局、安く採れる人しか採れない。
日本企業が海外で人材負けする原因の一つは、ここにある。ハレーションを恐れて天井を作る会社に、世界の才能は来ねえぞ。




















