
みづです。鍵(雑多+腐)→@midu_3S 木村魁希さん、葉山侑樹さんを応援中。 陽キャ集団とワタエンに刺された者。
かいき村とりーふぃーの狭間
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こうして、オタクはまた推しに気持ち悪すぎるリプを送ってしまうのであった。
「いいいい、いいじゃないですか!!
わわわ、私はっ…!オタクですよ?!?!
気持ち悪くて当然です!!!!」
なぜか開き直っていた。
今回の個人的尊いポイントまとめ🪨🎋
#陽キャ集団 小説2巻発売まであと1️⃣3️⃣日!!
某日。
正直、竹内がウサミンに振られることは、最初からわかっていた。
あいつが好きになるのは、まっすぐで、誠実な人間だけだ。そして皮肉なことに誠実な大人であればあるほど、生徒の気持ちにはぜったいに応えない。
だから、そのときが来たらダチの俺が隣にいればいい。単純な話だろと思っていた。
俺はいつだって世界を単純にしておきたかった。
二年の文化祭の日、ウサミンは公開プロポーズをした。
よりによって今日か。しかも、竹内の前で。
体育館じゅうが歓声と拍手でわいた。ノンデリだと言われてきた俺だが、ウサミンは俺よりもノンデリだと思った。……祝わせろよ、普通に。
わかってる、ウサミンは何も悪くない。竹内が関係していなかったら、俺だって大きな声で「おめでとう」と祝えたはずだった。だけど実際は腹の底が煮えくり返りそうだった。
竹内の「好き」を、惜しみなく浴びていたくせに。
気づきもしねぇで、受け取りもしねぇで、別の誰かに指輪を渡している。
――いらねぇなら、返せよ。
俺は真顔で、祝福されるウサミンを見ていた。
笑おうとして失敗した竹内のかすかに濡れた目。きつい、と俺たちだけにこぼした本音。
きれいだ、と思った。
……は?
好きなやつに振られて、泣くのをこらえているダチの顔を見て、きれいって。
自分で自分にちょっと引いた。
でも、何回考えても、やっぱりきれいだった。
誰かをまっすぐ好きになって、ちゃんと傷ついて、それでも負けまいと抗う顔だ。自分の気持ちを放り投げないで、最後まで抱えきった顔。
俺はそんなあいつの隣にいた。思っていたとおりに。だけど――。
竹内の肩を組みながら帰る途中で、ふと気づいてしまった。
いつかウサミンじゃない誰かを、こいつが好きになったら。そいつと両想いになったら。そして、またこいつが泣かされるようなことがあったら。
ああ、だめだ。許せねぇ。
想像しただけで、腹の底から強烈な何かがせり上がってきた。掻きむしりたくなるような衝動だった。自分の中に、こんなに理不尽で暴力的なものがあるなんて知らなかった。
誰にも渡したくない。
でも、閉じこめたいわけじゃない。
竹内の人生は竹内のものだ。でも。
こいつが走るなら、隣を走るのは俺がいいに決まってんだろ。
こいつのできるだけそばに立って、同じ方向を向いて生きていくのも、俺だ。
いらねぇなら、返せよ。竹内の肩をぎゅっと引き寄せながら、思う。こいつのまっすぐで、かっこいい愛情を、俺に、返せ。
最初から俺のもんじゃねぇ? 知るか、くそが。
いやぁ、あのときは自分で自分にびっくりしたわ、マジで。
単純にしておきたかった世界は、その日、あっけなくひっくり返った。
この感情が恋だと気づいたのは、三年になってからだった。
おわり













