ウナギ、「う」の付くもの、という単語が飛び交うなか、どさくさ紛れに「土用の丑の日」というタグを付けてスカトロAVを猛プッシュしてきたアダルトショップの店員がいる。私たちは竹槍で爆撃機に挑もうとした神懸かりを過去のものとして嗤えようか。
民俗学では、鬼退治譚というのは自分たちの生活を脅かす無法者への怒りが元ネタの一端になっていると考える場合もあるわけですが、SNSへ不健全な写真をアップする者の個人情報がバンバンバンバン暴露される現象は、後の民俗学者がこれを以って21世紀の鬼退治として扱う可能性があるといえます。
79歳の老爺が77歳の老婆に色仕掛けされたとして訴えたというニュースに触れて、60半ばくらいの掃除のオバハンが「こんな色情魔がいるからアタシも怖くておちおち出歩けない」などと私に言ってきて返す言葉がない。
電車でグニャグニャした模様のタトゥーを腕に入れた兄ちゃんが、「これ一度入れたら消えないし、一生ものだし、決断力ない奴が軽いノリで入れると大変なことになるぞ」といった話をした後に、相手と今から何を食うかを相談していて、結局決められないまま電車を降りていった。
