NEKO retweeted
庭の木に林檎が一つ生っている。
他の林檎はどこに行ってしまったのだろう。
誰か、農家の者に収穫されたのか。
普通に考えればそうなのだけど、ここは畑ではなく、私の家の庭だ。
だから家族が収穫したのだろう。
しかし、私はその林檎を食べていない。
どうして私のもとに赤く美味な果実が届かないのか。
私は小さい頃からそれが好きだった。
体調が悪いと祖母が林檎の皮を剥いて、私に食べさせてくれた。
でも、祖母はもういない。
父や母はどこに行ってしまったのだろう。
あの果実は命の実なのだ。
いつか祖母がそう言っていた。
私は生きていくために愛する人たちを食べてしまったのだろうか。
父は言っていた。
生きるには多くのものを消費しなくてはいけない。
食べ物だけでなく、様々な道具、他人の労働、そして、人間の愛情だ。
私は林檎を、家族の愛情を食べて生きてきた。
そして、最後の一つの林檎が庭に生っている。
あの最後の林檎は何なのだろう。
ここに私しかいないのなら、答えはわかる。
最後の一つは私の心なのだ。
私は自分への愛情を手に入れなくてはいけない。
それには、この家から出て、あの木から命の林檎を採って食べなくてはいけない。
私はずっとこの家から出ていない。
食べてきた林檎は勇気なのだ。
誰かの勇気は、誰かの希望となる。
そんな言葉が私の頭に浮かんだ。
しかし、勇気を手に入れたら、林檎を食べ終わったら、私は、世界はどうなるのだろう。
そう思いながら、私は外に出ようと着替えようとしている。
このコートを着るのは久しぶりだ。
外は寒かったのだが、私の心に新鮮な気持ちが湧いてきた。
私は呟いてみる。
ねえ、私に食べてほしかったの、あなたは。
林檎を手に取り、私は勇気について考えてみた。
そうしたら、林檎が私の心に直接語りかけてきた。
今年ももうすぐ終わる。
来年には私たちはまたあなたの前に現われます。
後ろを振り返ってごらんなさい。
振り返ると、父と母が祝福のまなざしで私を見ているとわかった。
人は誰かの勇気によって生かされ、そうして、私の中に希望は芽生えた。
#詩 #ポエム #小説宣伝 #小説家になろう #文学フリマ東京 #読書垢 #読書 #読書好きな人と繋がりたい
NEKO retweeted
探し物をしているうちに何を探していたか忘れる、いわば外的ゲシュタルト崩壊現象が起きて自分が分裂してしまい、彼女を「′」と名付けた。手ぶらでいたかったけど、 ′とだけは別れてはいけないと感じ、私たちはニコイチになって行動した。はぁめんどくさ。でも共に生きるってこういうことかもしれない
NEKO retweeted
彼女は男を嫌っていて
この世から消すために
思想と寝て産んだ子を育てる。
迷惑するからやめてと
説得しても、養育し続ける。
男に喧嘩を売るための子は
九割の女性に避けられ
一割の女性に教祖と呼ばれる。
だって見てたら男にされた
屈辱全てを、思い出せるから。
私達はもっと怒らなきゃならない。
NEKO retweeted
ルールが国を創るならば、
ルールを破壊したらいい。
何もかも作り変えればいい。
そのはずだったのに。
彼はたったひとつ、
ルールを知らなかった。
国とは国民そのものなのだと。
死体の山から目を背け、
その頂に上り詰めたとしても。
遺ったのはただ、
荒野から身を守る裸の王様だけ。
NEKO retweeted
鳥よ
何故お前たちは羽ばたくのか
我ら千年王国に
何の不満があったと言うのだ
荒廃した国を憂いているのは
私だけなのか
城壁も都市も崩れさり
今は滅びを待つばかり
鳥よ
何故お前たちは羽ばたくのか
壊れた鳥籠の外には
自由があるというのか
今は月夜だけが
みすぼらしい私に寄り添っている
NEKO retweeted
夜想曲(ノクターン)の空に
プレアデスの声がする
440光年の彼方には
すばるが微笑む
ケンタウルスと少女の旅路を
壊れた通信柱たちが見守るの
背後を守る月の香に
草原の匂い
ほら、見てよ
宝石箱星団だよ
南十字からのメッセージ
6,400光年の彼方
彼女たちの旅は
きっとこれからも続いて行く
NEKO retweeted
マグカップの中で、情熱は冷めていく。
飲み干したブラックコーヒー。
失われて仕舞えば、苦味はさらに。
遠く離れて、愛の記憶は蘇る。
唇から溢れる詩の言葉は、皮膚寄せ合った、あの日のダンスを語る。
明日への不安と、微かな眠りと、懐かしい情熱。
手を伸ばしても、あなたはいない。
別れの言葉を呟けば、時間は刻まれていく。
さよなら、おやすみ、そして、明日に向けて、グッドモーニング
#詩 #ポエム #小説宣伝 #小説が読めるハッシュタグ #文学フリマ東京 #読書垢 #読書垢とつながりたい
NEKO retweeted
瓦礫と廃棄物、腐敗臭漂うかの希望。
嘗ての栄光も遠く、絶望の嘲笑遍く響き。
翻る旗色褪せ脆く崩れ、それでも尚振らねばならぬ事の何と滑稽極まりなく。
何一つ成し得なかったのだ。
足元を覆う屍の肌触りだけが確固たる現実なのだ。
NEKO retweeted
不幸を一つ売りましょう
あなたの人生で一つだけ
抱え持っていけるだけの不幸
親にぶたれて育つとか
友達にいじめられ、トイレに閉じ込められるとか
そんな程度の恐ろしさを
買ったあなたはそれと戦い
勝利し、魂を磨くのです。
なんて商売、客来ないでしょ?
え?来た?誰がお客様?
生みの親?
NEKO retweeted
*NEKOさま イラストお借りします🐈🍎🐈⬛
#詩























