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詩垢です。 2025年第9回「新しい詩の声」優秀賞受賞 花の会詩誌「花」

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電車に乗って ゴトンゴトン 各駅停車に揺られて揺られて 停車駅は思い出を 巡ってくれたら良いな きっともう会えないことに 泣いてしまうんだろう 笑える思い出や 悲しくなる思い出を 思い出しながら 乗る電車 乗客は私だけ 終点は 天国
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夕方の部屋で 「大丈夫」を聴く 私の熱がこもった部屋は なんだかバランスが悪くて 今にも泣き出しそうだったけれど 「大丈夫」を聴くと 泣かないで済みそうになる 「大丈夫」は読むことも出来るから 文字を一字一句逃さないように 言葉の響きを味わうように 読んでいくと 心が畑のように 広くなった
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例えば 春のやわらかくてあたたかい光のような 音楽があったとして そんな音楽を聴いても 少しも心が落ち着かなかったとして 何がいいだろうか チチチとピアノの高い音で鳴く 小鳥の羽ばたきのようなものが 必要なのではないかと思う きっと荒れた気持ちが 引き潮のように引いていくはず おやすみ世界
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夜が早く来るようになって 私は迷子になる 夜の階段を ゆっくりゆっくり登る 迷子だから 眠れる場所もないから 階段を力尽きるまで登る 惑星に見守られて目を閉じる そこに言葉はなくて 私の存在も 微塵なものになる 粉々になった私は 宇宙の一部になる
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子供の頃 おもちゃの宝石を 日の光に当てると 四方八方に輝いてお部屋の中が きらきらしたので沢山集めた それを宝石箱に入れて持ち歩いてた 大人になって 宝石を日の光に当てても 子供の頃みたいな輝きをしなくて がっかりした 何故に今宝石箱はないのだろう 何処に行ってしまったんだろう 私の宝石箱
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夜の鋭い空気の中を 自電車で爆走して 叫んで駆け抜けたい 生ぬるい空気に飼い慣らされている感覚を脱ぎ捨ててしまいたい 言葉をください 言葉をもらえないのであれば 死をください 言葉無くして 生きている意味が無いのだから 駆け抜ける言葉をください 私を劈く 言葉をください
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ドラマティックな事はそうそう起きなくて 毎日平凡な風景ばかりだ 嫌なこともあったり 思うような毎日じゃ無くても たった一度だけ ほんの少しの時間で良いから これは!と思う景色を カメラに収められたら 私はそれで良い そうゆう時間が出来たら それが幸せ
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私以外の家族がインフルになりました。 暫く多忙になりますので投稿お休みします。 皆様もお気をつけて。
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水中で泳ぐみたいに 夕方の空を泳ぎたい 寒くなってきたので 空気が澄み渡ってきた そんな中 泳げたら 気持ちがいいだろうか 一日の 色んなことを地上に捨てて 空を泳ぎたい 皆が見上げている姿を気にせずに すぃーっすぃーっと泳げたらな 人混みを気にせずに 両手両足を動かすんだ きっと気持ちが良い
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今日はくもりでした 今日、は、くもり、でした 茶色の枯れ葉が ちらほらと 落ちていて 道は 綺麗でした 空は灰色で 明るいよりの暗い空で 飛行機は見えませんでした 明日は 晴れだそうです 晴れは楽しみです 明日 あした また明日
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最近140字では足りなくなってきたかもしれない。
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雨の日は タイムスリップの日だ  どうしてだろうね 昔の事を思う 母の乳を飲んでいた頃 生まれる前の事 記憶のようで記憶じゃない情景が 雨でけぶるように 頭の隅のすみから ぼんわ〜りと出てくる 懐かしさよりも 知らないのに知っている過去に 行く感覚 ずっと雨でも 良いような気すらしてくる
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夢をみた 父と母の そして 実家だった 年をとってない 元気な両親で でも私は大人だった 最近の夢は 両親が出てくる いつまでも 娘時代に戻れる眠りは あたたかかった  目覚めた後 夢を反芻するように まどろむ 戻れない世界 おうちに帰りたい
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金木犀色の風が通る 生ぬるい つよい風 その瞬間 世界が黄金色になる まるで土の中から出てきた モグラみたいだろう 眩しくて眩しくて この世ではないみたいだ 今まで どこの世界に存在していたんだろう 今日一日で 初めて息ができる気がする 美味しい!
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言葉を探してる 通り雨が 洗い流した言葉を たしか そこかしらに 言葉があったはず 今はもうなくて 雨の残り香だけが漂っている 空中に浮いていた言葉も 木の上にぶら下がっていた言葉も 溶けてしまってどろどろだ 読める言葉はどこだろう きれいな秋の言葉はどこだろう わたしに言葉をください
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星に願いを込めてみる 大好きな人と 大好きな場所から離れて 知らない土地で 暮らしてみること もう会えない そんな絶望を 海を漂う そんな感じ 祈ることしか できないので 今日も 祈る
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夜、どこからともなく 小さな虫が 家の中に入ってきた か細い羽根と身体で ずいぶん高いところまで飛んでいる 光に吸い寄せられるように 電球を目指す 人も 灯りに吸い寄せられるように飛ぶ 小さな虫のようだ 小さな体で 光を目指すように うごめいて見えるだろう きっと 一瞬で消えるように
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退屈って幸せです 退屈って苦痛です どっち? どっちでもあって どっちでもない 好きな事ずっと出来たら良いけど 何もできなくて 退屈な時間を過ごすこともある 心地よい空間で退屈なのは幸せだし そうじゃないのは苦痛 居場所があるって幸せ
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パソコンの変換は 全て漢字にしてしまうから 柔らかい日本語の表現も固くしてしまう 柔らかく ひらがなで話したいことも 人を拒むように 扉を閉めてしまう 漢字ってカッコいい でも 人を遠ざける ひらがなは 人を近づけて 虜にする 良い塩梅の効いた文章を書きたい
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